観葉植物の選び方
観葉植物を初めて買うとき、どうやって選べば良いでしょうか?
とりあえずネットで調べてみよう。
「観葉植物 おすすめ」
「観葉植物 初心者 育てやすい」
などのキーワードで検索することが多いのかと思います。
もしくは、お店に行って、店員さんのアドバイスを元にお選びになることもあるでしょう。
色々な情報の中からベストな植物を探すのは大変だと思います。
そこで、こちらのブログがお役に立てれば幸いです。
このブログでは、「お部屋の環境×ライフスタイル」で最適な観葉植物の選び方をご紹介いたします。
この選び方は、私が実際に店舗で植物を販売するときにご案内している方法です。
下の流れに沿って観葉植物を選んでいただければ、
環境に最も適した植物をお選びいただくことが可能です。
成育環境
まずは、植物を育てる場所の環境を考えます。
観葉植物を育てる上で大事なのは、
・日当たり
・温度
・風通し
この3つです。
この条件で育てられえる植物の種類がだいぶ絞られます。
それでは、詳しく解説いたします。
日当たり
日当たりは、植物におけるご飯です。日が当たらないと、植物は生育することはできません!
植物によっては、耐陰性が強い植物もいて、あまり日が当たらなくても育つ植物もいます。
しかし、それは育っているのではなく、徐々に弱っていることが多いのです。
植物を育てるときは、必ず日光が当たる場所で育ててください!
ライトや蛍光灯の光ではだめです、紫外線が必要です。
必ず太陽光に当ててください。
では観葉植物を育てるのに必要な日当たりってどのくらいでしょうか?
それは、半日蔭と呼ばれる環境です!
植物の本にも書いてありますね、半日蔭。
しかし、半日蔭なんて言われても、実際よくわからないです!
私も半日蔭ってなんだかわからなかったです。
ズバリ!!半日蔭、お答えします!
「直射日光を避けた、日中に室内の電気を消灯したときに、新聞の文字が読める明るさ」
大きな字で書きました、
これだけでも覚えていってください!!
レースのカーテン越しでも、網戸越しでもOKです。
要はお部屋が明るければよいのです。
部屋の電気を消灯して、真っ暗になるような場所では植物は絶対に育てられません。
ただし!一つ気を付けなければいけません。
必ず、直射日光は避けてください!
直射日光に当てると、葉焼けしてしまい、植物がダメになってしまいます。
観葉植物は、生産者の手で、日陰に耐性をつけてから出荷されています。
室内で育てられるように調整してからお店に並ぶので、直射日光下で育てる想定はされていないのです。
温度
次に大事な要素は温度です。
観葉植物は大体が熱帯生まれの植物です。
冬が無い国の植物もあるので、日本の冬の寒さに当てると痛みが大きくなり、最悪枯れてしまう事もあります。
大体の観葉植物は、10℃以下になると成育障害が起きて、痛みが大きくなります。
また一方で、35℃以上の環境になると暑すぎて痛みが大きくなります。
近年の日本の夏は異常な暑さです、
お部屋の中がまりにも高温になる場合は、注意してください。
観葉植物の最適気温は、植物種にもよりますが、平均的に15℃~28℃の間がちょうど良いでしょう。
人間が過ごしやすい環境は、植物にとっても過ごしやすい環境だと言えるでしょう。
ご自宅の環境が、冬や夏の時期にどれくらいの気温になるかを考えた上で、
熱さや寒さに強い植物を選んでいただくのが良いかと思います。
風通し
実は一番見落としがちなのは、この風通しです。
植物を育てる上で、最も大切な要素の一つです。
風邪通しが悪い環境では、土からの水の蒸発が悪くなり、虫やカビが生えやすくなる、葉が徒長して間延びするなど、
生育にデメリットとなることが多いです。
風通しを良くするというのは、何も風が吹き続けている環境は必要はありません。
空気がかき混ぜられていればよいのです。
エアコンやサーキュレーターで風を送り、間接的に空気が動いていれば十分です。
樹形
観葉植物には、1つの種類でもたくさんの形があります。
真っすぐのもの、枝ぶりが良いもの、曲がっているもの、らせん状のもの。
これらの樹形により、植物の価値が大きく変わるのをご存じでしょうか?
樹形を作るのには、長い年月がかかるのです。
ただ真っすぐ長く伸ばすのは簡単ですが、曲げたり枝を出したりすると、かなり長い年月育てないと形になりません。
観葉植物の樹形について、詳しく解説したいと思います。
朴
真っすぐな1本仕立ての幹を朴といいます。
太い幹が力強い存在感を放つ樹形で、シンプルながら立派な樹姿を楽しむことができます。
一本の幹を大きく育て、ある高さでスパッとカットします。
カットした部分から新たな芽を吹かせてから出荷しています。
朴の植物は根元が太くなっているものが多いです。
実生といって種から育った株でないと、根元が肥大化しないため、それだけ長い年月をかけて育っている証拠になります。
その分成熟した株になるので、ちょっとした事では枯れずらいでしょう。
値段は高くなりますが、その分丈夫で、育てやすい株といえるでしょう。
枝
枝ぶりを重視した樹形で、剪定を繰り返していくつも枝を分岐させた仕立てをしています。
剪定すると、その分枝数が増えます。枝ぶりが良くなると、その分見ごたえのある樹形になります。
カットを繰り返して仕立てているので、大きさはあまり大きくないものが多いです。
伸ばして切って、枝を出しての繰り返しになるので、ゆっくりと時間をかけて丁寧に仕立てないと、良い樹形ができません。
かなりの時間と手間をかけて作り上げた作品が枝の樹形です。
曲がり
曲がり樹形は、S字に植物の幹を曲げて仕立てる手法です。
支柱に結んだり、ロープで引っ張って矯正したり、様々な方法を用いて、幹をグネグネと曲げるのです。
特殊な技法を使うので、きれいにできる生産者が少なく、価値の高い樹形になります。
秋縄や鹿児島など、気温の高い地方の生産者がこの樹形つくりを得意としています。
市場でも人気が高く、すぐに売り切れてしまう大人気の植物のため、昨今は需要に対して供給が追い付いていません。
特殊な技術を使って、ゆっくりと時間をかけて曲げて育てるため、10年以上の年月をかけて完成させます。
それだけ、手間と時間がかかっているので、値段もそれなりに高くなります。
ですが、曲がり樹形の美しさは、毎日見ていても飽きが来ません。
是非1本は手に入れていただきたい樹形です。
らせん
この樹形は、観葉植物界でも最高峰の樹形です。
このらせん樹形を作る技術を持つ生産者は日本の中で、沖縄の限られた生産者だけです。
大変珍しい樹形で、作成するのがとても難しい樹形です。
この樹形ができる植物の種類も限られており、生産には大変な手間がかかっております。
らせん樹形の観葉植物の大鉢は、圧巻の美しさを誇ります!
最高級品の観葉植物として世の中に出回っております。
なかなか手に入れることのできない、とても価値の高い植物です。
植物を探していて、この樹形に巡り合えた方は、是非すぐにご購入を検討した方が良いでしょう。
人気が高く、すぐに売れてしまう事でしょう。そして、次回の入荷はいつになるかわかりません。
良い観葉植物の見分け方
大きい植物?小さい植物?
ここでは、プロの観葉植物の目利きの仕方についてレクチャーしましょう。
ここで問題です。
初心者が始めて植物を買うとき、
大きい植物と小さい植物、どちらがよいでしょう?
答えは、大きい植物です。
なぜか?
それは、大きい植物の方が樹齢が長いからです。
長生きしている分、成熟しており、体力もあるため、育てやすいのです。
では、細くて背の高い株と、太くて背の低い株ではどちらが良いでしょう?
答えは、太くて背の低い株です。
太い幹=樹齢が長いからです。
若い植物でも、どんどん背が高なり、高さは出せます。
しかし、太さだけは、樹齢に比例するのです。
健康ですくすく育った株でなければ、太い株にはなりえないのです。
つまり、観葉植物を選ぶときには、
なるべく株本が太い植物を選べば間違いないのです!
私はバイヤーとして、いくつかの園芸会社の仕入れを担当しておりますが、
根元が細い株より、図太い株の方が、植物の強さに格段に差がある事が分かります。
もちろん、その分値段はしますが、長い年月をかけて育ったことを考えると、納得のいく価格といえましょう。
小さい株からでっかく育てるのはアリ?
ところで、小さい植物を購入して、自分で大きく育てて立派なシンボルツリーにしたい方も多く見られます。
私も、植物を育て始めたときは同じことを考えており、天井より高い植物を育ててみたいと思ってました。
これに関して私の意見は、
小さい植物を大きくカッコよく仕立てるのは、至難の業!
です。
大きなかっこいい樹形の植物は、プロが仕立てるからこそ、最高のバランスで育つのだと感じました。
小さいうちから育てると、株が傷んだり、葉が落ちたり、様々な事が起きて植物の樹形はどんどん変わっていきます。
そもそも、お店で販売している樹形のカッコいい大きな植物は、仕立てるのに10年以上かかっているものもザラにあります。
それだけの長い間では、目的の樹形に仕立てるまでに、枯れてしまったり、傷んで樹形が作れなかったり、実に紆余曲折が多く、
なかなか思い通りに仕立てることができないでしょう。
また、小さい株は、赤ちゃんのような状態。
ちょっと乾燥したり、水が多いと、簡単に枯れます。
大きい植物が欲しい方は、手間や管理にかかる時間を考えると、
最初からきれいに仕立ててある大きな植物を買った方がおススメなのです。
良い観葉植物の見分け方
前述にもある通り、やはり観葉植物を選ぶポイントは、樹齢です。
樹齢の行った植物の選ぶポイントは、幹の太さです。
園芸店に行った際は、幹の太さをよく見て、なるべく太い株を買ってください。
また、葉がきれいに付いている株、元気に新芽が出ている株、虫がついていない株など、
健康な葉がついた植物を選ぶと良いでしょう。
幹が太くても、葉がボロボロだったら意味ないですよね。
鮮やかな緑色で、しっかり葉が開いた株を選ぶのがもう一つのコツになります。
おススメの観葉植物
ここまで、品質の良い観葉植物の見分け方をレクチャーしました。
それでは、ここで私が選ぶ、おススメの観葉植物の品種をご紹介したいと思います。
モンステラ
葉に切れ込みが入るのが特徴的な観葉植物です。
つる性の植物であり、大きくなると写真の様に根元が木質化して幹の様に成長します。
名前の由来はモンスター。
まるでモンスターのような見た目と、生育の速さから名づけられたと言われます。
とにかく強健な植物なので、室内で育てれば簡単に育てることができます。
樹形が崩れやすい面もありますが、つるの先端に3枚くらい葉が残っていれば十分なので、剪定して樹形を整えてあげましょう。
支柱を立てて真っすぐ上を向くように仕立てると、だんだん幹が太くなって自立します。
耐陰性
耐陰性にも優れますが、日当たりが悪くなるとスリットができなくなってしまいます。
徒長して生育不良を起こしてしまうので、明るい室内で育ててください。
直射日光には弱く、一気に葉焼けして真っ黒になってしまうので、半日蔭の室内で育ててください。
耐寒性・耐暑性
最適な温度は15℃~28℃の間です。
暖かいところの植物なので、寒さには弱いです。
最低気温は10℃以上をキープして育ててください。冬の間は、水やりを控えて管理することで耐寒性が上がります。
真夏は暑くなりすぎると成育が悪くなります。
なるべく風通しを良くして、涼しい半日蔭で管理してください。
水の管理
モンステラは、乾燥にも強く、水をあまり与えなくても育てることができます。
水が足りなくなると、葉が垂れて、乾燥状態を知らせてくれます。
ただし、乾燥状態が続くと葉が傷み枯れてしまうので、株が完全に乾ききる前に水やりする必要があります。
生育期は、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
冬の休眠期は、土の表面が乾いてから2~3日後に水やりします。
乾燥に強い植物ですが、あまり水が多すぎると根腐れしてしまったり、徒長して形が悪くなったり、生育に障害が出ます。
しっかり土を乾かしてから、たっぷりと水を与えてください。
ユッカ・エレファンティペス
ユッカは室内でも屋外でも育てることができる、大変丈夫な植物です。(屋外管理可能なのは関東以西)
乾燥地帯に生息する植物なので、育てるお手間いらずのドライガーデンつくりにも役立ちます。
室内でも育てやすく、低温にも強いため、家の中の場所を問わず育てられる植物の一つと言えます。
種から育った株は、幹が大きく肥大化してまるで象の足の様になることから、エレファンティペスと名づけられました。
また、青年の木と呼ばれ、次々に新芽を伸ばすことや、立派な幹の力強さから、活発な青年にちなんで名づけられたそうです。
耐陰性
とても耐陰性に優れ、あまり日の当たらない室内でも生育することができます。
本来は、日光が好きな植物なので、よく日の当たる場所で育てた方が健康な株に成長します。
なるべくよく日の当たる、明るい室内で育ててください。
耐寒性・耐暑性
耐寒性に大変優れております。0℃くらいまで耐えることができるため、室内であれば安心して育てることができます。
寒さの厳しい地域では、0℃を下回らないように気を付けてください。
関東以南では屋外管理が可能です。
熱さにも強く、炎天下でも耐えることができます。
直射日光に急に当たると、葉焼けで葉が傷むので、外に出す際は徐々に日に慣らすように気を付けてください。
水の管理
乾燥気味を好む植物なので、あまり頻繁に水やりをしないように気を付けてください。
土が鉢下までしっかり乾いたら水をやるくらいで十分です。
乾燥気味にして、よく日に当てた方が、根元が肥大化して見ごたえのある株に育ちます。
冬場はほぼ断水気味でも大丈夫です、土が完全に乾いてから3日くらいしてからの水やりでも良いでしょう。
ドラセナ・コンシンネ
柔らかく細長い葉がたくさん生えて、さわやかな南国感を演出してくれます。
葉の縁に赤いラインが入り、緑と赤のコントラストが特徴の色合いとなります。
徐々に背が高くなるため、急に大きくなることはありません。
また、上に向かって伸びるため、横に広がらず幅を取らずに育てることができます。
大変育てやすくドラセナの種類の中でも最もポピュラーな種類なので、初心者の方にもおすすめの植物です。
耐陰性
耐陰性は高めの植物です。半日蔭の室内でも元気に生育します。
なるべく日当たりの良いお部屋の方が元気に育つので、明るい室内で育ててください。
耐寒性・耐暑性
南国の植物なので寒いのは苦手です。
10℃以上をキープして育ててください。
熱さには強いですが、35℃以上になると成育が遅くなります。
また、葉が込み合った部分は風通しが悪くなるので、蒸れたり、カイガラムシが湧くことがあります。
程度に葉を透かして風通しを良く育ててください。
水の管理
常に土が濡れていると根腐れを起こしてしまうので、しっかり土が乾くのを待ってからたっぷりと水を与えましょう。
ドラセナは根が太めの植物なので、水の吸収も早いため、元気に生育すると水の渇きも早いです。
生育期は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、休眠期は土の表面が乾いて3日くらい経ってから水やりしましょう。
パキラ
発財樹・マネーツリーと呼ばれる、お金に関する風水で有名な植物です。
昔貧しかった村が、パキラを販売してお金を得たからマネーツリーと呼ばれたそうです。
パンヤ科の植物で、南米を中心に生息しています。
非常に強い植物なので、様々な環境下で自生しています。
大きな木にはカイエンナッツと呼ばれる実がなります。
アルカロイドを多く含んでいるため、あまり食用には向きませんが、加工して食べることもできます。
無害な木なので、ペットがいる家庭でも安心して育てられます。
耐陰性
耐陰性はありますが、日光が好きな植物なので、明るいお部屋の中で育ててください。
直射日光を当てると葉が焼けるので、半日蔭の明るい場所が良いでしょう。
耐寒性・耐暑性
耐寒性はあまりありません。
10℃以上は確実にキープしてください。
急に寒風が吹くと、いきなり葉を落とすことがあります。
寒い思いはさせないように気を付けましょう。
水の管理
パキラはとても水を飲みます。
成育が旺盛なので、かなり土の渇きが早いです。
ただ、常に土が濡れていると根腐れしてしまうので、土は乾燥気味にした方がおススメです。
水が足りないと葉がしな垂れるので、水を与えるとシャキッと復活します。
葉が少し垂れてから水やりしても、問題ありません。
エバーフレッシュ
アカサヤネムノキという日本語名があります。
その名の通り、ネムノキの仲間なので、夜になると葉が閉じて休眠行動をとります。
涼しげな柔らかな葉が特徴で、お部屋をさわやかな雰囲気に演出できます。
新芽が次々と出る姿は見ていても楽しいです!
数少ない動きのある植物なので、夜に寝ている姿を見ると、植物が生きていることを実感できますね。
綿毛のような花が咲き、花が咲き終わると、赤い鞘の豆ができます。
発芽率が良いので、種を取って土に植えておくと発芽してエバーフレッシュを種から育てることもできます。
耐陰性
あまり耐陰性には優れていません、日当たりが悪いとすぐに葉が落ちるので、
半日蔭の明るい部屋で管理してください。
耐寒性・耐暑性
寒さには弱いので、10℃以上は必ずキープしてください。
最適温度は15℃~28℃です。
真夏の暑い時期は、蒸れによる被害を受けやすいので、風通し良くして管理してください。
水の管理
旺盛に生育すると、すぐ土が乾きます。
水枯れすると一気に葉が落ちるため注意が必要です。
逆に、根腐れすしても葉が落ちます、土をしっかり乾かしてから水やりするように心がけてください。
フィカス・ウンベラータ
ハート形の葉が特徴のゴムの木の仲間です。
ゴムの木と言うと、葉が厚めでがっしりしているイメージがあると思いますが、こちらは淡い緑色で柔らかな印象のゴムの木の仲間です。
幹肌が白くきれいな色合いが楽しめるので、家の中に置くとパッと明るい印象が演出できます。
大きくなると、気根が出てくるので、ワイルドな一面も見せてくれます。
初めての観葉植物にはぴったりの育てやすさです。
耐陰性
耐陰性にはあまり優れておりません。
明るい室内で育て、なるべくよく日の当たる場所で育ててください。
あまり強い光に当てると葉焼けしてしまうので、半日蔭で管理してください。
耐寒性・耐暑性
ゴムの木の仲間は、あまり寒さに強くありませんので、10℃以上を必ずキープして育ててください。
ウンベラータは寒いと葉が茶色に変色します。また、株本から葉が黄色くなって落葉します。
暑さには強いですが、28℃くらいの温度が最適温度です。
暑すぎると、葉の色が悪くなるので注意が必要です。
水の管理
ウンベラータは乾燥気味を好む植物です。
土が乾いてから、たっぷりと水を与えてください。
常に土が湿っていると、根腐れしてしまうので、乾湿のメリハリを持って水やりしてください。
サンセベリア
観葉植物の中で、空気清浄効果が最も高いのがこのサンセベリアです。
虎の尾とも呼ばれ、剣のような葉が次々と出てくるのが特徴です。
子株が次々と生えてくるので、増やしやすい性質もあります。
乾燥にも強く、さらに日陰にも強いので、家のどんな場所でも育てることができます。
耐陰性
大変耐陰性に優れる植物です。
あまり日の当たらない場所でも育てることができて、
場所を問わずに管理できるのが特徴です。
まったく日が当たらない場所では、細く徒長してしまいますので、なるべく明るい室内で管理していただくのが良いでしょう。
耐寒性・耐暑性
寒さにも強く5℃くらいまで耐えることができます。
あまり寒い環境にしてしまうと、葉が傷み始めるため、なるべく10℃以上の環境を作った方がきれいは葉を保つことができるでしょう。
暑さにも強く、30℃くらいの環境でも大丈夫ですが、湿度には弱いので、夏場の多湿には気を付けましょう。
あまり霧吹きもしないほうが良いでしょう。
水の管理
乾燥地帯の植物なので、あまり水を必要としません。
成長期には土がそこまで乾いたらたっぷり与えますが、冬は断水気味で管理します。
葉にしわが寄ったら、水が欲しい証拠なので、葉のしわを確認したら水やりするくらいで十分です。
まとめ
ここまで、観葉植物の選び方をご説明いたしました。
元気で健康な株を選ぶのが一番です。
そのためには、まず樹齢の行っている植物を選ぶ必要があります。
幹の太さや、枝ぶり、樹形、葉の付き方など、チェックするポイントを押さえて、
素敵な植物を厳選してみてください!
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