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【植物のお医者さん】植物の訪問診療~フィカス・ウンベラータ~

弊社で行った、植替え代行のお仕事の事例をご紹介いたします。

弊社では、ご自宅やオフィスに訪問して、植物の植替えや病気の治療などを行っております。

 

 

フィカス・ウンベラータについて

今回の患者さんはウンベラータです。

フィカス・ウンベラータはクワ科の植物で、熱帯アフリカに生息しているゴムの木の仲間です。

明るい緑色の葉と、白い幹が特徴で、ワイルドな樹形の中に爽やかさと清潔さを感じさせる品種です。

 

洋室のインテリアにとてもマッチして、北欧チックなお部屋にも、アジアンテイストなお部屋にも、モノトーンな雰囲気のモダンな雰囲気にもとてもマッチする植物です。

 

葉の形がハート形なのも魅力的で、女性に人気の高い観葉植物でもあります。

ゴムの木は、葉が厚くて固く、いかつい印象のあるものが多いですが、ウンベラータの葉が薄くやわらかで、優しい印象が感じられる観葉植物と言えるでしょう。

 

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今回の患者さんは、根腐れを起こしてしまったウンベラータです。

葉がぐったりとしな垂れているのが分かります。

鉢の底皿に水が溜まっていたので、完全に根腐れしていると考えられます。

 

観葉植物は、根腐れを起こすと根がダメになるので、植物体の方に水を吸い上げることができません。

そして、葉に十分な水分を送ることができず、張りが無くなり、しな垂れてしまうのです。

 

 

 

 

作業内容

鉢の取り出し

まずは植物を鉢から取り出しましょう。

ほとんど根が張っていなかったみたいで、簡単に土から取り出すことができました。

根腐れがひどく、土から腐敗臭がするので、土は全部廃棄して新たな土に植替えをします。

 

 

根の状態

ほとんど根が生えておらず、大半が根腐れで腐っておりました。

腐った根は柔らかくふやけるので、ちょっと触っただけでポロポロと落ちてしまいます。

残しておくと、腐敗が進み植物に悪影響を及ぼすので、しっかり取り除いて、生きている根っこを残して発根させた方が良いでしょう。

 

 

 

土の作成

フィカスの仲間は水はけのよい土壌を好むので、水やりの後にすぐ乾く土に植えることがおススメです。

市販の観葉植物用の土だと、保水性が良すぎる傾向にあるため、赤玉土や鹿沼土を配合して、水はけをさらに良くすると良いでしょう。

 

今回の場合、水はけ重視の土を作成しますが、この根のボリュームで地上部を支えるのは大変なため、保持力を高めるために、観葉植物用の土と小粒の赤玉土を配合して用土を調整しました。

赤玉:培養土が6:4くらいの割合で混ぜると、水はけと保持力の両方を確保できます。

 

土には発根を促すための活力剤を配合しています。

バイオゴールド元肥を土に含ませております。

 

 

 

 

植替え

株が斜めになっていたので、鉢に対して真っすぐになるように植えております。

成長に伴って斜めになると、根に負荷がかかり、下手すると引っこ抜けてしまう恐れがあります。

植物を植えるときは、原則、真っすぐになるように植えることが重要です。

 

 

また、植替えの際に根のボリュームと鉢のサイズを確認します。

今回の様に、あまり根の生えていない状態の植物を大きな鉢に入れると、たくさんの水が入ってきてしまい、

吸いきれず余った水で、根が腐ってしまいます。

必ず根のボリュームと鉢のサイズが同じくらいの容量になるように、鉢を選んでください。

 

今回の様に、地上部が大きい場合、小さい鉢では転倒してしまうリスクが高くなります。

その場合はやむを得ず大きめの鉢に植え替えしなければいけません。

 

大きな鉢に植える場合は、鉢底石の量で土の量を調節します。

鉢底石をたくさん入れることで、底上げされて、土を入れる量が少なく済ませることができるのです。

今回も、鉢底石の量を多めに入れて、鉢の半分くらいまで底上げしました。

そこに土を入れてウンベラータを植えこむことで、根と同じくらいの土の量になるように調節しました。

 

 

 

 

水やり

フィカスウンベラータは、乾燥気味で育てるのがちょうどよい植物です。

土がしっかりと乾いてから、たっぷりと水やりします。

 

今回はかなり根腐れが進行していましたので、水やりはせず、1日乾いた土の中で乾燥させてから水やりすることにしました。

根腐れしてしまった植物は、まず根を乾かすことが大切です。

 

また完全に土が乾いたら水やりしますが、あまりたくさん水を与えて土が乾かないといけないので、

鉢の半分くらいの水の量で十分でしょう。

 

 

 

 

 

まとめ

ウンベラータを育てるときは、水は乾燥気味に育ててください。

強くて人気の植物ですが、常に土が湿っていると流石にダメになってしまいます。

 

土が乾きずらい時には、風通しの良い場所に置くか、サーキュレーターなどで送風することで土が渇きやすくなります。

必ず、土がしっかり乾いてから、たっぷり水やりをするように管理してみてください。

 

 

弊社では、ご自宅にお伺いして、植物の訪問診療を行っております。

治療や消毒だけでなく、観葉植物の土の植替えも代行することができます!

 

まずは、お問い合わせフォームからご相談ください!

また、ラインのご相談も承っております。

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