根腐れ・過湿トラブルを防ぐには？ベンガレンシスの湿度管理術

ベンガレンシスは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、  
水のやりすぎや湿度管理のミスが「根腐れ」の原因になることもあります。

この記事では、**根腐れのサインや予防方法、適切な湿度管理のコツ**をわかりやすく解説します。

【根腐れとは？】

根腐れとは、根が長時間湿りすぎて腐ってしまう状態。  
酸素不足で根が弱り、水分や養分を吸えなくなります。

■ 主な原因：
- 水のやりすぎ（過湿）  
- 通気性の悪い土  
- 鉢底に水が溜まりっぱなし  
- 気温が低く、水が蒸発しにくい環境

【根腐れのサイン】

✓ 葉が黄色くなる  
✓ 葉が垂れる・丸まる  
✓ 土のにおいが酸っぱい  
✓ 鉢から取り出すと根が黒くブヨブヨしている

→ 早期発見がカギ！違和感を感じたらチェックを。

【水やりで気をつけるポイント】

■ 基本は「乾いたらたっぷり」

- 表面ではなく、**指を2〜3cm差し込んで中の湿り具合を確認**  
- 鉢底からしっかり水が出るまで与え、**受け皿の水は捨てる**

■ 季節ごとの調整

- 春夏：週1〜2回が目安（乾きが早い）  
- 秋冬：月1〜2回程度でOK（過湿注意）

【湿度管理のコツ】

ベンガレンシスは**湿度50〜60％が理想的**。  
乾燥しすぎると葉先が枯れ、過湿すぎると根腐れを招きます。

■ 湿度が低いとき

- 霧吹きで葉水（特に冬の暖房時）  
- 加湿器の設置（植物にも人にも◎）  
- グループで植物を置くと湿度が保たれやすい

■ 湿度が高すぎるとき

- 通気性の良い場所に移動  
- サーキュレーターで空気を循環  
- 土の表面が乾く前に水やりしない

【通気性の良い土・鉢選びも重要】

■ おすすめの土配合  
- 赤玉土6：腐葉土3：パーライト1  
→ 排水性・保水性のバランスが◎

■ 鉢選び  
- 素焼き鉢やスリット鉢など通気性の良いもの  
- 鉢底に鉢底石を敷いて排水性を確保

【根腐れしてしまった場合の対処法】

① 鉢から抜いて根の状態を確認  
② 黒く腐った根を剪定  
③ 清潔な新しい土で植え直す  
④ 直射日光を避け、明るい日陰で管理  
⑤ 水やりは控えめに

【まとめ】

ベンガレンシスの健康を保つためには、**水やり・湿度・通気性の3点管理**が重要です。

- 水は「乾いたらたっぷり」、頻度は季節に応じて  
- 湿度は50〜60％、乾燥にも過湿にも注意  
- 通気性の良い土と鉢で、根腐れを予防

湿度管理をマスターすれば、ベンガレンシスはより美しく育ちます。  
毎日の観察と少しの工夫で、根から元気な植物に育てましょう！