やってはいけないNG管理5選|シュロチクを枯らさないために注意すべきこと
やってはいけないNG管理5選|シュロチクを枯らさないために注意すべきこと シュロチク(棕櫚竹)は観葉植物の中でも育てやすい種類ですが、 管理の仕方を間違えると「葉が茶色くなる」「しおれる」「成長が止まる」などのトラブルが起きやすくなります。 この記事では、シュロチクを枯らさないために “やってはいけないNG管理5つ” をまとめて解説します。 原因を知ることで、失敗を未然に防ぎ、長く健康に育てることができます。 --- 【NG1】水やりを毎日する(=常に湿らせる) シュロチクの弱り原因のトップが「水のやりすぎ」です。 ● NGの理由 ・根が酸欠になり腐りやすい ・下葉から黄色くなり、最終的に落葉 ・冬は特に過湿になりやすい ● 正しい管理 ・水やりは「土が乾いたらたっぷり」 ・土の表面が乾いてから2〜3日ほど空ける ・受け皿の水は必ず捨てる 根が常に湿っている環境は、シュロチク最大の敵です。 --- 【NG2】暗すぎる場所に置く 耐陰性のあるシュロチクですが、 “暗すぎる環境”では確実に弱ります。 ● 症状 ・葉が薄くなる ・間延びしてヒョロヒョロになる ・成長が止まる ・害虫が発生しやすくなる ● 正しい置き場所 ・明るい日陰 ・レースカーテン越しの窓辺 暗さに強い=暗い場所でも元気、ではありません。 --- 【NG3】エアコンの直風を当てる 冬も夏も、エアコンの風はシュロチクにとって大きなストレスになります。 ● NGの理由 ・急激な乾燥で葉先が枯れる ・温度差により葉が傷む ・株全体が弱りやすい ● 正しい管理 ・風の当たらない位置に移動 ・どうしても風が当たる場合は、風向きを調整する シュロチクは湿度が好きなので、乾燥は大敵です。 --- 【NG4】根詰まりを放置する シュロチクは根が細かく増えやすいため、根詰まりしやすい植物です。 根詰まりを放置すると… ● 水が染み込まない ● 水切れしやすくなる ● 株が弱って葉が落ちる ● 成長が完全に止まる ● 改善策 ・1〜2年おきに植え替える ・土を1/3交換するだけでも効果的 ・鉢底から根が出ていたら即植え替え 根詰まりは放置すると回復までに時間がかかります。 --- 【NG5】冬に窓際へ置きっぱなしにする 冬場の冷気は、シュロチクを一気に弱らせます。 ● NGの理由 ・夜間の冷えで葉が垂れる ・葉先が黒くなる ・根が冷えて吸水できなくなる ● 正しい冬の管理 ・窓から50cm以上離す ・夜はカーテンの内側へ移動 ・最低温度を10℃以上に保つ 冬越しの失敗原因の多くが “冷え” です。 --- 【まとめ】 シュロチクは強い植物ですが、以下の5つを守ることでさらに長く健やかに育ちます。 ● 水やりを毎日しない ● 暗すぎる場所に置かない ● エアコンの風を当てない ● 根詰まりを放置しない ● 冬は窓際に置きっぱなしにしない 環境調整がうまくいけば、シュロチクは一年中青々とした美しい姿を保てます。 毎日のちょっとした管理で、大きなトラブルを防ぎましょう。
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