初心者がやりがちなNG管理5選|コーヒーの木を弱らせないために
初心者がやりがちなNG管理5選|コーヒーの木を弱らせないために コーヒーの木は観葉植物の中でも人気が高く、 「初心者でも育てやすい」と言われますが、実はちょっとした管理ミスが命取りになる繊細な一面もあります。 この記事では、コーヒーの木を枯らしてしまう原因となる“NG管理”を5つ紹介し、 正しい対策方法をわかりやすく解説します。 --- 【1. 水やりのしすぎ(過湿状態)】 コーヒーの木を弱らせる原因の第1位は「水の与えすぎ」です。 熱帯原産とはいえ、常に湿った土は苦手。根が呼吸できず、根腐れを起こしてしまいます。 ▶ NG行動 ・毎日少しずつ水をあげてしまう ・受け皿の水をそのまま放置する ▶ 正しい管理 ・「土の表面が乾いてから」たっぷり与える ・冬は1〜2週間に1回程度でOK ・受け皿の水は必ず捨てる --- 【2. 直射日光に当てすぎる】 「日光が好き」と聞いて窓辺の強い日差しに当て続けると、葉焼けを起こしてしまいます。 特に夏の南向き窓は要注意。葉の表面が白くなったり、茶色く枯れたりすることがあります。 ▶ NG行動 ・真夏の直射日光の下で管理 ・屋外に長時間出しっぱなし ▶ 正しい管理 ・レースカーテン越しの柔らかい光が理想 ・春や秋は半日陰の屋外でもOK ・葉焼けした部分は取り除いて再生を促す --- 【3. 冬の寒さを甘く見る】 コーヒーの木は寒さに非常に弱い植物です。 10℃以下の環境では根が活動を止め、5℃を下回ると枯れる危険があります。 ▶ NG行動 ・夜間、窓際や玄関に置いたまま ・冷暖房の風が直接当たる位置に放置 ▶ 正しい管理 ・室温15℃以上をキープ ・夜はカーテンを閉めて冷気を遮断 ・暖房の風が当たらない位置で管理 --- 【4. 肥料の与えすぎ】 「元気がないから」と肥料を与えすぎるのもNG。 特に窒素(N)を多く含む肥料は、葉ばかり茂らせて根を弱らせる原因になります。 ▶ NG行動 ・毎週のように液肥を与える ・冬の休眠期にも施肥する ▶ 正しい管理 ・春〜秋の成長期に月1〜2回で十分 ・冬は肥料を完全にストップ ・開花や実つき時期はリン酸(P)を多めに --- 【5. 植え替えをしない】 コーヒーの木は成長が早く、根がすぐに鉢いっぱいに広がります。 放っておくと根詰まりし、水や養分を吸えなくなり、徐々に弱っていきます。 ▶ NG行動 ・3年以上同じ鉢のまま育てる ・根が鉢底から出ているのを放置 ▶ 正しい管理 ・1〜2年に1回、春〜初夏に植え替え ・ひと回り大きい鉢に新しい土でリフレッシュ ・根を軽く整理して通気性を確保 --- 【6. NG管理を防ぐためのチェックリスト】 □ 土が乾いてから水やりしている? □ 光は“明るい日陰”になっている? □ 冬の最低温度を10℃以上に保っている? □ 肥料の頻度は多すぎていない? □ 植え替えは2年以内に行った? この5つを定期的に見直すだけで、コーヒーの木の寿命がグッと伸びます。 --- 【まとめ】 コーヒーの木を弱らせる原因の多くは「やりすぎ管理」です。 水・光・肥料・温度・鉢のバランスを見極め、控えめで安定した環境を作ることが大切。 正しい管理を心がければ、ツヤのある緑の葉を長く楽しむことができます。
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