ハエトリソウが枯れる原因5選|茶色くなる・葉が腐る時の対処法
独特の動きで人気の食虫植物・ハエトリソウ。
元気に育っていたはずが、葉が茶色くなったり、腐ったように黒ずんでしまうことがあります。
それは「枯れのサイン」かもしれません。この記事では、ハエトリソウが弱る代表的な原因5つと、対処法をまとめます。
【原因1. 水質の悪さ】
ハエトリソウは非常にデリケートで、水道水に含まれるカルシウムや塩素で根が傷むことがあります。
→ 茶色化や枯れ込みの原因に。
<対処法>
・雨水、RO水、蒸留水を使用
・受け皿の水は定期的に交換して清潔を保つ
【原因2. 水のやりすぎ・過湿】
常に腰水管理が必要ですが、水を入れっぱなしにして長期間放置すると酸欠やカビが発生し、根腐れを起こします。
→ 葉が腐ったように黒ずむ。
<対処法>
・腰水は1〜3cmの深さで維持
・数日おきに水を交換し、新鮮さを保つ
【原因3. 日照不足】
明るさが足りないと光合成ができず、葉が弱り、やがて茶色くなります。
→ 室内暗所では維持できず衰弱。
<対処法>
・春〜秋は屋外で直射日光4〜6時間
・室内なら植物用LEDライトで補光
【原因4. 休眠不足】
ハエトリソウは冬に低温で休眠しないと翌春の生育が著しく悪化します。休眠できずに体力を消耗し、枯れることも。
→ 葉が次々茶色くなり、小型化。
<対処法>
・冬は0〜10℃で3〜4ヶ月休眠
・休眠中は浅めの腰水+光確保で管理
【原因5. 誤ったエサやり】
人間の食べ物や大きすぎる虫を与えると、消化不良で罠が黒化。株の負担が大きくなります。
→ 葉が腐る原因に。
<対処法>
・小さな虫(月1回程度)で十分
・無理な与餌は避け、自然に任せてもOK
【まとめ】
ハエトリソウが枯れる原因の多くは「水・光・休眠・エサ」の管理ミスです。
✓ 清潔な軟水を使う
✓ 腰水は新鮮に保つ
✓ 十分な日照を確保
✓ 冬は休眠させる
✓ エサは少なめに
この5つを意識すれば、茶色化や腐敗を防ぎ、長く元気なハエトリソウを楽しめます。