エバーフレッシュの育て方|おじぎする不思議な観葉植物の魅力と管理方法
夜になると葉が閉じて“おじぎ”する姿が可愛らしい「エバーフレッシュ」。
幻想的な雰囲気と育てやすさから、インテリアグリーンとしても大人気の観葉植物です。
この記事では、エバーフレッシュの魅力と育て方、日々の管理方法を分かりやすく解説します。
【エバーフレッシュってどんな植物?】
■ 学名:Pithecellobium confertum(またはAlbizia属として扱われることも)
■ マメ科ネムノキ亜科の常緑中木
■ 原産地:中南米、熱帯アジア
最大の特徴は、「就眠運動(しゅうみんうんどう)」と呼ばれる動き。
夜になると葉が閉じて眠るような姿になることから「おじぎ植物」とも呼ばれます。
【エバーフレッシュの基本の育て方】
■ 日当たり・置き場所
- 明るい半日陰がベスト
- 直射日光は葉焼けの原因になるためレースカーテン越しの光が理想
- 日照不足だと徒長や落葉の原因に
■ 水やり
- 表土が乾いたらたっぷりと(春〜秋)
- 冬は控えめに(月1〜2回を目安)
- 乾燥にも強いが、極度の乾燥は葉のチリチリや落葉を招く
■ 温度管理
- 15℃以上が理想的な環境
- 寒さに弱いため、冬場は室内の暖かい場所で管理
- 急な温度変化やエアコンの風にも注意
■ 肥料
- 春から秋の成長期に緩効性肥料 or 液体肥料を月1〜2回
- 冬は基本的に与えなくてOK
■ 土と鉢
- 水はけと通気性の良い土を使用(赤玉土6:腐葉土3:パーライト1など)
- 鉢は素焼き鉢やスリット鉢が通気性良くおすすめ
【剪定と植え替えのポイント】
■ 剪定
- 伸びすぎた枝は春〜初夏に剪定することで形を整えやすくなる
- カットすると新芽が出てボリュームアップにもつながる
■ 植え替え
- 1〜2年に1回、春がベスト
- 根詰まりを起こすと水が浸透しにくくなるため注意
- 古い土を落とし、新しい土に替えて植え替えることでリフレッシュ
【よくあるトラブルと対処法】
Q:葉が丸まってきた/落ちる
A:乾燥・寒さ・水切れが原因の可能性大。環境を見直そう
Q:葉先が茶色く枯れてきた
A:空気の乾燥・水不足・肥料不足などが考えられる
Q:虫がついた
A:カイガラムシやハダニに注意。葉水や殺虫剤で早めに対処を
【エバーフレッシュをおしゃれに楽しむ】
✓ 曲げ仕立てで幹を湾曲させると芸術的に
✓ 籐製の鉢カバーでナチュラルな雰囲気に
✓ LED照明と合わせて幻想的な夜の演出も◎
【まとめ】
エバーフレッシュは、見た目の美しさだけでなく「動く植物」としても楽しめる不思議な観葉植物です。
- 明るい室内+適度な湿度で育成
- 水やりと寒さ対策を意識すれば、初心者でも安心
- 成長を楽しみながら樹形も自分好みにアレンジ可能
毎日の変化を感じながら、エバーフレッシュと癒しの時間を過ごしてみてください。