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【植物のお医者さん】植物の訪問診療~フェニックスロベレニー~

弊社で行った、植替え代行のお仕事の事例をご紹介いたします。

弊社では、ご自宅やオフィスに訪問して、植物の植替えや病気の治療などを行っております。

 

フェニックス・ロベレニーについて

今回の患者さんはフェニックス・ロベレニー、通称ロベです。

観葉植物としても育てやすいヤシの木の仲間で、南国リゾート感が演出できる植物です。

関東以西であれば、屋外でも越冬できるため、成熟した株であれば屋外に地植えして管理することも可能になります。

 

ヤシの木の仲間であるため、剪定して切り戻すことができず、どこまでも背が高く伸び続ける性質があるため、

屋内で育てる際には、天井まで届いてしまった後、屋外で育てる以外の方法がありません。

剪定すると、株が死んでしまうため、なるべく天井の高いへ部屋で育てるか、屋外に最初から植える必要があります。

 

大変水の吸収が早い植物なので、生育期の水枯れには最大限の注意が必要です。

水が乾くとあっという間に葉が枯れてしまうため、夏場に外で管理する際には、1日に数回水やりしなくてはならないこともあります。

 

また、大変根の張りが強い植物なので、すぐに鉢が根でいっぱいになってしまう恐れがあります、

1年に一度一回り大きな鉢にしても良いくらいのペースです。

 

今回の患者さんは、

大きく成長して天井に頭が届きそうなサイズのロベです。

水枯れしてしまったようで葉が茶色く枯れておりました。

 

 

 

 

 

 

作業内容

根の状態確認

まずは鉢から取り出して、根の状態を見てみましょう。

こちらが根の状態です。

 

 

かなりパンパンに根が張っておりますね。元気な証拠です!

ここまで根が張っていると、水の吸い上げ活性も高い事でしょう。

 

土の内側を見ると、根が生えていないスペース戻か多かったです。

もう少し根を張るスペースはあったかな?

しかし、ここまで根が張ってしまうと、さすがに苦しいので生育不良を起こしていたものと思われます。

 

 

土の作成

ロベは成長が早いため、水の吸収も早いです。

なので、植えるときは水持ちの良さを考慮して植え替えないといけません。

とはいえ、どんな環境でも育ちやすいので、あまり神経質にならなくてもOKです。

観葉植物用の培養土:赤玉土=9:1

くらいの割合で配合して用土の作成をいたしました。

 

 

 

 

植替え

一回り大きな鉢に植え替えました。

背の高い植物を植える際は、土の押さえ込みを強くし、しっかりと突き入れていく必要があります。

 

根元はなるべく固く植えこみ、上の方に移るにつれて、植込みの土の締めを緩めていきます。

すべて力いっぱいに植え替えても、水はけが悪くなり、水やりがうまくできなくなる可能性があります。

 

株本をしっかりと占めることで、ロベの様に重くて長い地上部の植物も、安定して植えることができるのです。

 

 

 

水やり

ロベは生育が旺盛なので、土の渇きも早いです。

土の表面が乾いてからすぐに水やりをします。

水が足りないと、葉が枯れてしまうので、特に成長期は水枯れしないように気を付けましょう。

 

これからは、根の生育を活性化させて、株を安定させないといけないので、

活力剤を処方して、発根を促していただく予定です。

 

週に一度、活力剤の土母を株本に撒き続けて回復を促します。

さらに土の中にバイオゴールド社製の固形活力剤を配合しているため、

中からも活力剤が作用し、根の張りの活性化や、代謝アップなどの影響を与えます。

 

 

 

剪定

ロベは剪定で切り戻しができません、

そんなロベの剪定方法は?

 

葉を根元からカットしてください。

ロベの先端には葉が5,6枚ついていれば十分です。

 

枯れた葉や古い葉っぱは、根元からカットして、

なるべく葉もスッキリとさせた方が良いでしょう。

 

 

まとめ

最近大人気のロベですが、

実はあまり室内栽培には向いていません。

剪定ができないことをしっかりと念頭に置いたうえで購入することをお勧めいたします。

 

また、水枯れしやすい植物なので、毎日の水やり管理が必要になります。

屋外で育てる場合でも、屋内で育てる場合でも、日当たり不足では生育不良を起こしてしまうため、

なるべく直射日光が当たる場所で育ててください。

日が当たると、さらに水が乾きやすくなるので、とにかく土の乾燥に気を付けてください!

 

 

 

 

 

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