アルテシマの葉が落ちる原因5選|時期別・症状別に見る対処法
アルテシマの葉が落ちる原因5選|時期別・症状別に見る対処法 「最近アルテシマの葉がパラパラ落ちる…」 そんな悩みを持つ方は多いですが、葉が落ちる=枯れるではありません。 フィカス・アルテシマは環境の変化に敏感な植物で、ちょっとした管理のズレが落葉につながります。 ここでは、葉が落ちる主な原因と時期別の対処法を詳しく紹介します。 --- 【1】水の与えすぎ・根腐れ(通年で多い原因) アルテシマの落葉トラブルで最も多いのが「水の与えすぎ」。 常に土が湿った状態だと、根が酸欠を起こし、養分や水分を吸えなくなります。 その結果、下葉から黄色くなって落ちることが多いです。 ▶ 症状 ・下葉が黄色く変色して落ちる ・土がずっと湿って重い ・鉢の底から異臭やカビ臭がする ▶ 対処法 ・しっかり乾いてからたっぷり水を与える ・風通しを確保して湿気を逃がす ・必要に応じて新しい土に植え替える --- 【2】光不足・環境変化(特に冬〜春先) アルテシマは光を好む植物。 日照不足が続くと光合成量が減り、下葉を落としてエネルギーを節約します。 また、引っ越し・模様替えなど環境の急変でも落葉が起きやすいです。 ▶ 症状 ・全体的に葉色が薄く、斑が消える ・新しい場所に移動して数日後に落ち始める ▶ 対処法 ・レースカーテン越しの明るい光へ移動 ・植物用LEDで補光 ・急な環境変更は避け、少しずつ慣らす --- 【3】乾燥・水切れ(夏・暖房期に多発) 葉先や縁が茶色くなり、そのままパリパリと落ちる場合は水切れや乾燥が原因。 特にエアコン下や暖房付近は要注意です。 ▶ 症状 ・葉先から枯れ始める ・葉が垂れ下がる・巻く ・土がカラカラに乾いている ▶ 対処法 ・表土が乾いたら鉢底から流れるほど潅水 ・加湿器や葉水で湿度を維持(50〜60%が理想) ・エアコンの風を直接当てない --- 【4】寒さ・温度変化(秋〜冬の落葉の主因) アルテシマは寒さに弱く、10℃を下回ると急激に落葉します。 また、暖房のON/OFFによる温度変化もストレスになります。 ▶ 症状 ・葉がしんなりしてハラリと落ちる ・特に夜間に多く落葉する ▶ 対処法 ・室温15℃以上をキープ ・窓際の冷気から鉢を離す ・断熱シートやカーテンで夜の冷気を遮る --- 【5】植え替え・剪定後の一時的なストレス(春〜初夏) 植え替えや剪定直後に落葉することもあります。 これは「根や茎が一時的に水を吸えなくなるため」で、自然な反応です。 ▶ 症状 ・作業後1〜2週間で数枚の葉が落ちる ・新芽や幹がしっかりしていれば問題なし ▶ 対処法 ・半日陰で静かに休ませる ・水やりは控えめに ・新芽が動き出せば復活サイン --- 【6】時期別チェックリスト】 🌸 春:植え替え後の落葉→一時的。環境を安定させる ☀ 夏:乾燥・水切れ対策を重点的に 🍂 秋:寒暖差に注意。夜間の冷気を遮断 ❄ 冬:水やりを減らし、明るい室内で管理 --- 【まとめ】 アルテシマの落葉は「環境バランスの崩れ」がほとんど。 ・水の与えすぎ ・光不足 ・乾燥 ・寒さ ・作業後のストレス この5つを理解して対処すれば、再びツヤのある葉を取り戻せます。 落葉=失敗ではなく、“次の生育に向けたリセット”と考えましょう。
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