ディフェンバキアの剪定と整え方|ボリューム調整と再生のコツ
ディフェンバキアは、美しい斑入りの葉を楽しめる観葉植物ですが、育てているうちに茎が伸びすぎて不格好になったり、下葉が落ちてスカスカになったりすることがあります。そんなときは「剪定」で整えてあげるのがポイントです。この記事では、ディフェンバキアの剪定と再生のコツを解説します。
【1. 剪定の目的】
・伸びすぎた茎を整えることでボリューム感を調整
・下葉が落ちて間延びした株を再生
・切り戻しで新芽を出させ、若々しい姿に戻す
【2. 剪定の適期】
・春〜初夏(5〜7月)がベストシーズン
・気温が安定して生育が活発な時期に行うと回復が早い
・真夏や冬は株に負担がかかるため避ける
【3. 剪定の方法】
① 道具を用意
・清潔なハサミやナイフ(消毒済み)
・軍手や手袋(樹液に注意:毒性あり)
② 茎のカット位置
・地際から5〜10cm残してカット(切り戻し剪定)
・徒長した部分を途中でカットしてもOK
③ 葉の整理
・黄色くなった葉、枯れた葉は早めに除去
・風通しをよくするため、重なり合う葉も軽く間引く
【4. 剪定後の管理】
・明るい半日陰に置き、直射日光を避けて養生
・水やりは控えめにし、根腐れを防ぐ
・1〜2週間後に新芽が出始めたら通常管理に戻す
【5. 挿し木で増やすチャンス】
剪定した茎はそのまま挿し木に利用可能。
・2〜3節を残して切り、清潔な土や水苔に挿す
・明るい日陰で管理すれば発根して新しい株に育つ
【6. 剪定の注意点】
・樹液は皮膚や粘膜に刺激があるので手袋必須
・切り口は乾燥させてから水やりを再開
・一度に切りすぎると株が弱るため、段階的に調整
【まとめ】
ディフェンバキアの剪定は「間延びをリセットする若返りの手入れ」。
適切な時期に行えば株姿を美しく保ち、挿し木で増やす楽しみも得られます。毒性に注意しつつ、ぜひ剪定を取り入れて理想のボリュームに仕立ててください。