斑入り模様をもっと楽しむ!バーキンの葉模様の仕組みと増やし方
白いストライプ模様が美しいフィロデンドロン・バーキン。
光沢のある濃緑の葉に浮かぶ白い斑入り模様は、観葉植物の中でも特に人気があります。
ただし、この模様は固定ではなく、育て方や環境によって変化することをご存じですか?
【1. 斑入り模様の仕組み】
バーキンの葉模様は「細胞内の葉緑素の分布」で決まります。
・緑色部分:葉緑素を多く含む部分
・白い模様:葉緑素が少ない、または存在しない部分
つまり光合成の役割分担によって模様が生まれるのです。
【2. 模様が薄くなる原因】
・日照不足 → 光が弱いと緑がちになり、白いストライプが出にくくなる
・成長期の栄養不足 → 光合成が優先され、斑が消えやすい
・株の若さ → 若い葉は模様が控えめで、成長とともにくっきりしてくることも
【3. 模様を楽しむための環境】
・明るい半日陰で管理(直射日光は避ける)
・安定した温度(20〜28℃)で育てる
・肥料は春〜秋にかけて少量ずつ与えると模様が安定
【4. 増やし方のポイント】
バーキンは「挿し木」で増やすことが可能です。
・元気な茎を2〜3節つけてカット
・水挿しまたは清潔な土に挿して発根を待つ
・親株の模様をある程度引き継ぐが、環境で変わる場合もあり
模様が出やすい株を選んで挿し木すると、斑入りの可能性が高まります。
【5. まとめ】
バーキンの模様は「遺伝+環境」で決まるため、同じ株でも育て方次第で変化します。
光をしっかり当てて健康に育てることで、白いストライプを長く楽しむことができます。
挿し木で増やしながら、模様の違いを比べて楽しむのもおすすめです。