模様が消えた?バーキンの白いストライプが出ない原因と対処法
フィロデンドロン・バーキンの魅力といえば、何といっても美しい白いストライプ模様。
しかし、育てているうちに「葉の模様が消えた」「ただの緑の葉になった」という悩みを持つ方は少なくありません。
この記事では、バーキンのストライプが出ない原因と、その改善方法を解説します。
【1. 日光不足による模様の減少】
バーキンは耐陰性がありますが、光が少なすぎると白いストライプが出にくくなります。
特に新芽に模様が現れるため、光量不足は顕著に影響します。
<対処法>
・レースカーテン越しの明るい窓辺に移動
・日照時間を確保する(1日3〜4時間程度の明るい日陰)
・冬は植物用LEDライトの補助照明も有効
【2. 栄養不足による色素の変化】
養分が足りないと、葉の色が濃い緑一色になりがちです。特にチッ素不足や光合成の低下が原因となります。
<対処法>
・春〜秋は月1〜2回の液体肥料を与える
・緩効性肥料を鉢に置くと長期間効果が持続
・過剰肥料には注意(根を傷めて逆効果)
【3. 温度や環境のストレス】
寒さや急激な環境変化によって、葉の模様が薄くなったり消えることがあります。
<対処法>
・最低気温15℃以上を保つ
・エアコンの直風や急激な温度変化を避ける
・鉢の移動は最小限にしてストレスを減らす
【4. 新芽と古葉の模様の違い】
新芽の時は白い模様が薄く、成長とともにくっきりしてくることもあります。逆に古くなった葉は模様が消えがちです。
<対処法>
・新しい葉が出るまで様子を見る
・古葉は剪定して株のエネルギーを新芽に回す
【5. 品種特性や先祖返り】
ごくまれに、遺伝的に模様が出にくくなる「先祖返り」が起こります。この場合は完全に元通りにはならないこともあります。
<対処法>
・ストライプが残っている葉から挿し木を行い、模様の出やすい株を増やす
【まとめ|環境改善で模様は戻る可能性大】
✓ 明るい日陰で十分な光を確保
✓ 定期的な肥料で栄養補給
✓ 温度変化・ストレスを減らす
✓ 新芽の成長を待つ
バーキンの模様は環境によって大きく変わります。
正しい管理を心がければ、美しい白いストライプが再び楽しめる可能性があります。