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【植物のお医者さん】植物の訪問診療~ミルクブッシュ~

弊社で行った、植替え代行のお仕事の事例をご紹介いたします。

弊社では、ご自宅やオフィスに訪問して、植物の植替えや病気の治療などを行っております。

 

 

ミルクブッシュについて

今回の患者さんはミルクブッシュです。ミドリサンゴとも呼ばれる多肉植物の仲間です。

ユーフォルビア属の植物で、南アフリカの乾燥地帯に生息している植物です。

 

たくさんの緑色の棒状の枝がつくため、ミドリサンゴと呼ばれています。

また、カットした枝から白い樹液が出ることから、ミルクブッシュとも名づけられます。

この樹液は毒性があるため、皮膚につくとかぶれる事があるので気を付けてください。

 

乾燥地帯に生息する植物なので、ほとんど水やりしないでも生育できる植物です。

手間がかからず管理もしやすいため、大きくなるインテリアプランツの中でも、とても育てやすい観葉植物です。

 

一方で、水が多かったり、風通しが悪く蒸れると、急激に弱ってしまう一面もあります。

逆にお世話をしすぎてしまうと逆効果になってしまう事があります。

 

 

今回の患者様は、こちらの大きなミルクブッシュです。

元気に育って、鉢が小さくなったため、一回り大きな鉢に植え替える治療をいたしました。

 

根詰まりを起こしているため、一部の葉が枯れてしまい、黄色く変色し固くなっております。

 

一度根の状態を確認して、対応方法を検討しましょう。

 

 

作業内容

根の状態確認

まずは鉢から取り出して、根の状態を見てみましょう。

こちらが根の状態です。

 

かなりパンパンに根が張っており、鉢から抜くことができませんでした。

陶器の鉢だったので、ハンマーで鉢を叩いて割って取り出しました。

 

ミルクブッシュは旺盛に根を張る植物なので、元気に育つとすぐに根が張ってしまいます。

2年に一度は植替えをするつもりで管理してください。

 

 

 

土の作成

土は水はけのよさを重視して作成します。

赤玉土と観葉植物用の土を7:3くらいの割合で混ぜて植込みしました。

さらに活力剤を投入して、発根を促しました。

多肉植物はとにかく水はけ重視で用土を作成します。

 

 

植替え

発達した根をカットしてボリュームをダウンさせます。

根を切るときは、外側の細い根からカットします。

太い根を切ると植物の不調の原因になりかねないので、なるべくカットしないように気を付けて管理してください。

土の中には活力剤を混ぜて、根の発根を促します。

いつも混ぜている、バイオゴールドナチュラル元肥を配合しています。

 

植替え後は、込み合っている枝を剪定しました。風通しが悪くなると蒸れて生育が悪くなるので、風通しがよくなるように剪定し枝を間引きます。

向こうが見えない程に枝が込み合っています。

 

このようにスッキリと剪定しました。

 

 

ミルクブッシュは、成長すると緑色の枝が樹木化して茶色く幹化します。

ここまで立派に育つとかっこいいですね!

 

 

水やり

植替え後はたっぷりと水やりして、しっかり土が渇いてからたっぷりと水を与えて、新しい根を出させる方向で養生します。

すぐに土が渇くように、なるべく風通しの良い環境で育てることがおススメです。

 

水やりの際に、活力剤を混ぜています。

土母という、光合成細菌が主原料の活力剤で、免疫力と植物の活力を高めてくれる液体です。

 

バイオゴールドと土母の2種類の活力剤を用いることで、発根を促進させます。

 

 

 

まとめ

ミルクブッシュは生育が旺盛な植物なので、根の張りも早いです。

枝もたくさん出てくるため、適宜剪定をしましょう。

植替えは2年を目安に植え替えてください。

 

水はかなり乾燥気味に管理して、風通し良く、日当たり良く育てると、元気に生育します。

一方で、水が多かったり、水はけの悪い土で育てると、根腐れして株がダメになってしまいます。

根腐れすると、なかなか元に戻すのが難しいので、きちんと土を乾燥させて育てることが重要になります。

 

 

 

 

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